新嘗祭

勤労感謝の日は、「勤労をたっとび、生産を祝い、国民互いに感謝しあう」ことを趣旨としていますが、もともと農業国家である日本は、古くから神々に五穀の収穫を祝う風習がありました。また、その年の収穫物は国家としてもそれからの一年を養う大切な蓄えとなることから、収穫物に感謝する大事な行事として飛鳥時代の皇極天皇の時代に始まった新嘗祭の日が第二次世界大戦後のGHQの占領政策によって天皇行事・国事行為から切り離される形で改められたものが「勤労感謝の日」です。新嘗祭は新米を食するなど一年の慰労の側面も併せもっています。米国やカナダでは感謝祭(11月第4木曜)といって同様に豊かな恵みに感謝するお祝いがあります。そのような日は、世界中ほとんどすべての文化に存在しており、昔から食べられている伝統的な料理でお祝いしています。「新」は新穀(初穂)、「嘗」はご馳走を意味し、天照大御神はじめすべての神様に新穀をお供えして、神様の恵みによって新穀を得たことを感謝するお祭りの日です。食料自給率はボロボロの日本ですが、お米だけは何とか食料自給率でほぼ100%を保っており、食糧安保の生命線と言えます。日本人がかつてよりお米を食べなくなったといわれて久しいですが、やはり、お米は元来、日本人の身体にあうもので、ごはんを食べないと私たちのからだや脳は活発に動きません。お米には、体の中でエネルギーを発生するデンプンがたくさん含まれています。炊き立てご飯の安心感、匂い、一口食べた時の至福感・・・お米は日本人の心の支えとなり、なくてはならないものだと思います。毎日、お米を食べて、生産農家を支えることは日本人としての義務です。令和元年産の新米出荷が始まりましたが、弊社のお米の定期購入は毎月、低温倉庫に保管されている玄米を宅配前に精米しますのでほぼ毎日、新鮮なお米、農家と同じ品質のご飯を食べることができます。毎日食べるご飯だからこそ、新鮮なお米が大事です!お米は精米してから流通段階で経時変化による酸化で新鮮さがなくなってしまいます。お試し食べ比べセットでお気に入りのお米が見つかったら、是非、産地直送の定期購入会員をご検討ください。